最近、社内で整理整頓の必要性についての話題が出ることがあります。整理整頓が苦手な社員もいますが、就業規則等で定めることにより社として整理整頓に取り組んでいくことは可能なのでしょうか?
就業規則には、服務規律・職場内の秩序維持の記載をすることが一般的です。そこに、「社員は職場の整理整頓に努め、常に清潔に保つこと」と一文を明記すると良いです。
就業規則は職場のルールブックと言えます。ルールブックに整理整頓の趣旨を明記することで、事業主から社員へ整理整頓に取り組んでいく決意表明ができます。
ただし、就業規則を変更したからといって、それだけで目に見えた変化は期待できません。事業主や役員あるいは、総務担当が陣頭指揮をとり、社員へ整理整頓の徹底を継続的に働きかけていく事が不可欠です。
その際、相当に整理整頓ができておらず何度注意しても改めない社員には、なあなあで済まさず始末書の提出を求める等、毅然とした対応が必要です。なお、始末書をとるためには、就業規則に懲戒の記載がある事が必要です。
社会保険労務士 上野事務所 上野 政信 先生
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掲載日: 2016/12/ 5 (更新: 2018/3/21 )