小規模事業者持続化補助金の注意点と活用方法【申請〆2023年9月7日】

支援

掲載日: 2023/6/ 5 (更新: 2023/11/20 )

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小規模事業者持続化補助金とは

小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)とは、従業員数の少ない小規模事業者のみ活用可能な補助金です。

持続化補助金を活用するメリット

補助金を活用することで、以下のようなメリットがあります。

  • 事業計画を作成することで頭の中の計画を整理することができ、事業の目的が明確になる。
  • 設備投資や商品開発、広告にかかる費用の一部が補助される。

持続化補助金の注意点

補助金を活用する上で注意が必要な点は以下があります。

  • 事業計画を作成する必要がある。
  • 申請しても採択されない可能性がある。
  • どんな経費でも対象になるわけではない。
  • 採択を受けてからでないと補助を受ける事業を開始できない。
  • 実際に補助金がもらえるまでタイムラグがある。

※第13回公募(締切9月7日)に申請した場合、事業が開始できる時期は11月中旬~12月頃になるようなイメージです。

持続化補助金の活用例

持続化補助金は「販路拡大(売上向上)を目的とした設備導入商品(サービス)の広告展示会への出展」などにかかる経費が対象になるなど、幅広い業種で活用することができます。

業種ごとの活用例

【製造業】

  • 製品の販路を広げるために展示会へ出展を申し込んだ。さらに商談用に製品のパンフレットも作成した。

  • 既存の設備では製造できない製品を開発するために高性能な機械設備を導入した。また、設置場所を確保するために一部の既存設備を処分した。

  • 新しく開発した製品を広告するため、営業先に持っていく製品パンフレットを作成した。また、実際に使用した雰囲気を伝えるための動画も作成し営業時に活用した。

【建設業・整備業】

  • 今までは公共工事を中心に受注していたが、民間からの受注割合を増やしたい。認知向上のために道路沿いに看板を設置し、問合せ対応のためのホームページを作成した。

  • 大型整備の受注を獲得するために大型車両用のリフトを導入した。また、作業効率を上げるため、使用頻度の低い設備・道具を収納するための物置を設置した。

  • 車両整備の作業効率を上げ、一件当たりの整備時間を短縮するためのトータスリフトを導入した。さらに効率を上げるためにホームページに予約機能を作成し、予約者優先で受け付けることにした。

  • 自動車好きのための車用ガレージハウスのモデルルームを新たに始め、広告のために目立つ場所に看板を設置した。来場者が増えるようにイベントを企画し、SNSにイベント告知を掲載。Facebookにプロモーション広告をつけた。

【エステ・理美容業】

  • マッサージの技量向上に伴い、顧客単価を向上したい。高級感のある内装設備に改装するとともに予約サイトに掲載している画像を新しい内装に変更した。

  • 理容店のメイン顧客である初老男性に向けてアンチエイジングをおすすめしたい。まずは、『白髪染めの質が変わるシャンプー 3,300円(税込)』をメニューに追加し、最新のシャンプー台を導入することで顧客満足度を上げる。

  • エステの物販部門を強化したい。お客様にホームケアをおすすめするために、試供品とホームケアに関するパンフレットを作って渡したい。

【飲食・宿泊業】

  • コロナ対応のため客席数を減らしており、行列ができた際に並んでいたお客様が途中で帰ってしまう。機会損失を減らすためテイクアウトを始めたい。テイクアウト用に真空包装機と瞬間冷凍機を導入し、テイクアウト販売の開始を告知するためにチラシを作成してポスティングした。

  • 宿泊客が多くなると人手が足りなくなるため、部屋はあるのに予約をお断りすることが多い。客室に料理をお持ちする際、1階の客室にはキッチンワゴンを使っているが、2階にはお盆に乗せて階段を上っている。効率改善のために配膳用エレベーターを導入し、ワゴンごと2階に運べるようにしたい。

持続化補助金の対象者

持続化補助金を活用できる対象者には、以下の条件があります。

  • 従業員数が以下の表を超えていない。
業種常時使用する従業員数
商業・サービス業(宿泊業・娯楽業) 5人以下
宿泊業・娯楽業 20人以下
製造業その他 20人以下

※補助金の申請対象者になるか判断できない場合は小規模事業者持続化補助金事務局にご確認ください。

  • 申請日時点で開業届を提出し、事業を始めている。(または確定申告を行っている。)
  • 過去1年以内に持続化補助金に採択されていない。

※過去に採択されている場合は様式14(事業効果の状況報告書)の提出が必要です。提出されていない場合は、過去の採択日から5年間申請することができません。

持続化補助金の申請スケジュール

持続化補助金の申請には時間がかかります。特に事業計画の作成は時間に余裕を持って取り組む必要があります。

〈持続化補助金 第13回公募の申請スケジュール例〉

6月~7月7月~8月8月中旬9月7日

事業計画案の作成

商工会議所に相談

事業計画の作成

商工会議所と事業計画書のブラッシュアップ

申請書類の準備 申請

※申請には商工会議所で発行する様式4が必要です。様式4の発行受付は8月31日(木)までです。

持続化補助金の問い合わせ

持続化補助金の申請をお考えの方で、申請内容や申請書類についてお悩みの方は商工会議所までお問い合わせください。

補助金の対象者の確認対象経費区分の判断にお悩みの場合は小規模事業者持続化補助金事務局までお問い合わせください。

小規模事業者持続化補助金事務局

お問い合わせ:03-6632-1502(受付時間:9:00~12:00、13:00~17:00 土日祝日を除く)

お問い合わせ

生駒商工会議所
〒630-0257 奈良県生駒市元町1-6-12
TEL 0743-74-3515 / FAX 0743-74-9185
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